当サイトはJava Scriptを使用しています。ブラウザのJava Scriptを有効にして利用して下さい。
TOP
トピック
ノーベル文学賞
文学賞受賞作
映画化作品
ドラマ化作品
スポーツ
1955年 第34回 芥川賞受賞
太陽の季節 (新潮文庫)
石原慎太郎
発売日:1957-08-07
ページ数:352ページ
amazon 詳細ページ
ベストセラー、映画化、「太陽族」、PTAが大攻撃……。戦後の日本社会に衝撃を与えた若き石原慎太郎の鮮烈なデビュー作。挑戦し、挑発する全5編。
石川達三、井上靖、中村光夫、舟橋聖一は〇、佐藤春夫、宇野浩二、丹羽文雄、滝井孝作は×、芥川賞選考会でも評価は真っ二つ!
女とは肉体の歓び以外のものではない。友とは取引の相手でしかない……。
退屈で窮屈な既成の価値や倫理にのびやかに反逆し、若き戦後世代の肉体と性を真正面から描いた「太陽の季節」。最年少で芥川賞を受賞したデビュー作は戦後社会に新鮮な衝撃を与えた。人生の真相を虚無の底に見つめた「灰色の教室」、死に隣接する限界状況を捉えた「処刑の部屋」他、挑戦し挑発する全5編。
【目次】
太陽の季節
灰色の教室
処刑の部屋
ヨットと少年
黒い水
解説:奥野健男
本書収録「太陽の季節」冒頭より
竜哉が強く英子に魅かれたのは、彼が拳闘に魅かれる気持と同じようなものがあった。
それには、リングで叩きのめされる瞬間、抵抗される人間だけが感じる、あの一種驚愕の入り混った快感に通じるものが確かにあった。
試合で打ち込まれ、ようやく立ち直ってステップを整える時、或いは、ラウンドの合間、次のゴングを待ちながら、肩を叩いて注意を与えるセカンドの言葉も忘れて、対角に坐っている手強い相手を喘ぎながら睨(ね)めつける時、その度に彼は嘗(かつ)て何事にも感じることのなかった、新しいギラギラするような喜びを感じる。……
関連トピック一覧
石原慎太郎さん死去
2022-02-01
1日に亡くなった石原慎太郎氏は、神戸市須磨区で1932年9月に生まれた。小説「太陽の季節」でベストセ...
芥川賞の受賞作品
2023年 第169回 芥川賞受賞
ハンチバック 単行本 – 2023/6/22
市川沙央
「本を読むたび背骨は曲がり肺を潰し喉に孔を穿ち歩いては頭をぶつけ、私の身体は生きるために壊れてきた。」 圧倒的迫力&ユーモアで選考会に衝撃を与えた、第128回文學界新人賞受賞作にして、第...
2023年 第168回 芥川賞受賞
荒地の家族 単行本 – 2023/1/19
佐藤厚志
あの災厄から十年余り、男はその地を彷徨いつづけた。 元の生活に戻りたいと人が言う時の「元」とはいつの時点か――。40歳の植木職人・坂井祐治は、災厄の二年後に妻を病気で喪い、仕事道具もさらわれ苦しい日...
2023年 第168回 芥川賞受賞
この世の喜びよ 単行本 – 2022/11/10
井戸川射子
思い出すことは、世界に出会い直すこと。 最初の小説集『ここはとても速い川』が、キノベス!2022年10位、野間文芸新人賞受賞。注目の新鋭がはなつ、待望の第二小説集。 幼い娘たちとよく一緒に過ご...
2022年 第167回 芥川賞受賞
おいしいごはんが食べられますように
高瀬隼子
「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」 心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。 職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事がで...
2021年 第166回 芥川賞受賞
ブラックボックス
砂川文次
第166回芥川賞受賞。 ずっと遠くに行きたかった。 今も行きたいと思っている。 自分の中の怒りの暴発を、なぜ止められないのだろう。 自衛隊を辞め、いまは自転車便メッセンジャーの仕事に就...
もっと見る
運営情報
ABOUT US
SPONSOR
トップページ