TOP トピック ノーベル文学賞 文学賞受賞作 映画化作品 ドラマ化作品 スポーツ



『苦役列車』芥川賞作家の西村賢太さん急逝

2022-02-05

...芥川賞作家の西村賢太さんが5日午前6時32分、都内の病院で亡くなった。54歳だった。...2004年に短編小説『けがれなき酒のへど』を文芸誌に発表し、2007年に『暗渠の宿』で第29回野間文芸新人賞を受賞。2011年に『苦役列車』で第144回芥川賞を受賞後はメディアにも多数出演した。...2012年には敬愛する藤沢清造の作品を編纂・解説を加えた『藤沢清造短編集』を出版したほか、『どうで死ぬ身の一踊り』『小銭をかぞえる』『廃疾かかえて』など多数の著書を遺した。...





関連作品



苦役列車
西村賢太

友もなく、女もなく、一杯のコップ酒を心の慰めに、その日暮らしの港湾労働で生計を立てている十九歳の貫多。或る日彼の生活に変化が訪れたが……。こんな生活とも云えぬような生活は、一体いつまで続くのであろうか...
けがれなき酒のへど 西村賢太自選短編集 (幻冬舎文庫)
西村賢太

十代半ばにして人生に躓き、二十代で本格的に路頭に迷い、三十代では風格さえ漂う底辺人間となった北町貫多。酒を飲めば嫌われる。女への情愛は狂気に化ける。だが、彼が望んでいたのは人並みのささやかな幸せだけだ...
暗渠の宿 (新潮文庫)
西村賢太

貧困に喘ぎ、暴言をまき散らし、女性のぬくもりを求め街を彷徨えば手酷く裏切られる。屈辱にまみれた小心を、酒の力で奮い立たせても、またやり場ない怒りに身を焼かれるばかり。路上に果てた大正期の小説家・藤澤清...
どうで死ぬ身の一踊り (講談社文庫)
西村賢太

大正時代に極貧の生活を赤裸々に描いた長篇小説『根津權現裏』が賞賛されながら、無頼ゆえに非業の死を遂げた藤澤清造。その生き方に相通じるものを感じ、歿後弟子を名乗って全集刊行を心に誓いつつ、一緒に暮らす女...
小銭をかぞえる (文春文庫)
西村賢太

金欠、妄想、愛憎、暴力。救いようもない最底辺男の壮絶な魂の彷徨は、悲惨を通り越し爆笑を誘う。新芥川賞作家の傑作私小説2篇 女にもてない「私」がようやくめぐりあい、相思相愛になった女。しかし、「私...


トピック一覧



「文学的野心を評価」「コロナ禍の人々、見事に書き分け」芥川賞・直木賞で選考委員が講評
2024-07-17
第171回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、...
第171回芥川賞・直木賞の候補が決定
2024-06-13
第171回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が発表された。芥川賞の候補には、ロックバンド「...
直木賞に河崎秋子氏と万城目学氏 | 芥川賞に九段理江氏
2024-01-17
第170回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日、東京都内で開かれ、芥川賞は九段理江さ...
第170回直木賞候補が発表!
2023-12-14
直木賞は、芥川賞と同じく日本文学振興会が昭和10年に制定。新聞・雑誌(同人雑誌を含む)あるいは単行本...
第170回芥川賞候補5作が発表!
2023-12-14
芥川賞は、直木賞と同じく日本文学振興会が昭和10年に制定。新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純...

トピック一覧を見る





























トップページ