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2022年ノーベル文学賞・エルノー氏が語った「人生を描く作品にこそ力」
2022-10-08
...2022年のノーベル文学賞に決まったフランスの作家、アニー・エルノーさんは04年、「嫉妬」邦訳版の刊行に際して来日し、毎日新聞のインタビューに応じた。創作への思いを「人生を描き、読者自身の現実に立ち戻らせる作品にこそ力がある」と語っていた。...むき出しの恋愛感情と性愛を赤裸々につづった「シンプルな情熱」で、日本にもファンが多い仏作家、アニー・エルノーさんの新作「嫉妬」(堀茂樹訳・早川書房)は、激しい嫉妬に狂う女の姿を冷徹な筆致で描いた中編だ。刊行を機に来日したエルノーさんは「私が書くものは、想像力による物語ではなく、記憶による現実」と語った。...エルノーさんは1974年のデビュー以来、一貫して一人称の語り口を用いてきた。ルノードー賞を受賞した84年の「場所」で仏下級社会に生きた実父を描いて以降、主題は自伝的要素に絞られ、文体は逆に客観性を強めていった。...93年に邦訳された「シンプルな情熱」は、年下の東欧外交官との不倫の“記録”だった。男を待ち、会い、街をさまよい、別れる。いっさいの感傷や比喩を省いた独特の散文体は、日本でも山田詠美さんや小池真理子さんら女性作家にも絶賛された。...「嫉妬」では50代の「私」が、別れた男の新しい恋人の存在にさいなまれる。ここでも、次第に「私」の中で膨らむ嫉妬と妄執、狂気じみた行動を、他人の視線のような冷静な文体で描いている。「嫉妬」に収められている、仏で非合法だったころの妊娠中絶を描いた「事件」(菊池よしみ訳)も含め、描かれる出来事はすべて自らの体験だ。...
出典:「人生を描く作品にこそ力」 ノーベル文学...
https://mainichi.jp/articles/2...00/380000c
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