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第169回芥川賞・直木賞 | 芥川賞は市川沙央「ハンチバック」、直木賞は垣根涼介「極楽征夷大将軍」と永井紗耶子「木挽町のあだ討ち」

2023-07-19

...第169回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が19日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれた。芥川賞は市川沙央さん(43)の「ハンチバック」(「文学界」5月号)に、直木賞は垣根涼介さん(57)の「極楽征夷大将軍」(文芸春秋)と永井紗耶子さん(46)の「木挽町のあだ討ち」(新潮社)に決まった。...芥川賞の「ハンチバック」は、重度障害者の女性が主人公。親がのこしたグループホームで裕福に暮らし、ネット情報で風俗関係の記事を書くなどして収入を得ている。ある日、交流サイトに「妊娠と中絶がしてみたい」と投稿したのをヘルパーの男性に特定され、願望を実行に移す。...直木賞の「極楽征夷大将軍」は、室町幕府を開いた足利尊氏が主人公。野心や意欲がなく「極楽殿」と陰口をたたかれた尊氏が、なぜライバルを打ち破って勝ち残ることができたのか、その理由を弟の直義と側近の高師直の視点から描く。「木挽町のあだ討ち」は江戸時代のあだ討ちが題材の時代小説。2年前、菊之助は木挽町で父のあだを討った。見届けたのは吉原生まれの芸者、衣装部屋の女形ら芝居に関わる人々。彼らの語りから、事件の真実、時代の光と影が浮かび上がる。...





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ハンチバック 単行本 – 2023/6/22
市川沙央

「本を読むたび背骨は曲がり肺を潰し喉に孔を穿ち歩いては頭をぶつけ、私の身体は生きるために壊れてきた。」 圧倒的迫力&ユーモアで選考会に衝撃を与えた、第128回文學界新人賞受賞作にして、第...
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垣根涼介

やる気なし 使命感なし 執着なし なぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか? 動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。 足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし、...
木挽町のあだ討ち 単行本 – 2023/1/18
永井紗耶子

◆第三十六回山本周五郎賞作◆ 疑う隙なんぞありはしない、あれは立派な仇討ちでしたよ。 語り草となった大事件、その真相は――。 ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ち...


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